名古屋市発注の公共施設で、多目的ホール(300席)、会議室群、図書スペース、子育て支援室を備えた複合施設です。地域住民の交流拠点として、幅広い世代が日常的に利用できる施設を目指しました。
ユニバーサルデザインを徹底し、バリアフリー法の基準を上回る設計を実現。屋上は災害時の一時避難場所としても機能する設計とし、防災拠点としての役割も担っています。ZEB Ready認証を取得し、環境にも配慮した施設です。
1階はエントランスホールと子育て支援室、図書スペースを配置し、日常的に立ち寄りやすい構成に。2・3階の会議室群はフレキシブルなパーティションにより、小規模な打ち合わせから大人数のセミナーまで対応可能です。
4階の多目的ホールは、講演会・音楽会・式典など多用途に対応する音響設計を採用。舞台設備には最新の照明・音響システムを導入し、地域の文化活動を支える拠点としました。屋上の避難スペースにはソーラーパネルと蓄電設備を併設しています。
公共施設として求められる高い品質基準に対応するため、各工程で第三者機関による品質検査を実施。SRC造の鉄骨建方では、近隣の住宅地への影響を最小限に抑える工法を採用しました。
工期は2021年3月から2022年12月の約21ヶ月間。コロナ禍における資材調達の遅延リスクに備え、代替材料の事前選定や工程の柔軟な組み替えにより、竣工期日を厳守しました。施工中は地域住民への現場見学会も実施し、開かれた施工を心がけました。