カフェ・書店・コワーキングスペースが一体となった複合商業施設です。「木」をコンセプトに、CLT(直交集成板)を構造の一部に採用し、木のぬくもりを感じられる空間を実現しました。
1階は吹き抜けのカフェスペース、2階は書店とギャラリー、3階はコワーキングスペースという構成で、地域の人々が自然と集まり交流が生まれる場所を目指しています。外構には地域の樹種を植栽し、周辺環境との調和を図りました。
1階カフェスペースの吹き抜けは高さ約8mに及び、CLTの梁をあえて現しとすることで構造美を空間デザインに昇華させています。大きなガラス面から差し込む自然光が木の表情を刻一刻と変え、時間帯によって異なる表情を見せます。
3階コワーキングスペースは、集中ブースとコラボレーションエリアを適切にゾーニング。防音性能と開放感を両立させた設計により、多様な働き方に対応できる空間としました。
CLTパネルの施工では、工場でのプレカットと現場での精密な組み立てを組み合わせ、工期短縮と品質確保を両立。鉄骨造との混構造のため、異種構造間の接合部には特に注意を払い、構造設計者と連携して施工にあたりました。
工期は2022年12月から2023年11月の約11ヶ月間。商業施設としての開業スケジュールに合わせ、テナント内装工事との並行作業を綿密に管理し、予定通りの引き渡しを実現しています。